たったそれだけのこと、なのに
真田幸村:最終章[大阪 夏の陣]
「幸村ぁ! オレが倒すまで死ぬんじゃねぇぞ!」
「政宗殿…心得……え、ま、政宗殿!?」
「大阪城は包囲した! この戦、楽勝よ!」
「ンだよ、真田幸村ァ」
「今の言葉、もう一度言ってくだされ!」
「ハハハ! 真田、やはり来おったか!」
「Why?」
「お頼み申す! 政宗殿、もう一度!」
「今度こそおめぇに引導を……って、ワシの話を聞け!!」
「あー? しょうがねえな、オレが倒すまで……」
「そこではなく! その前でござる! その、“幸村”……と」
「……会う度呼んでるじゃねえか、真田幸村」
「幸村、と名で呼んで頂いたのは初めてでござる! それがし、感激致した……ッ!」
「おい伊達、こいつ変だぞ?」
「Ha, たったあれだけのことでoverだぜ……」
「呆れられても構わぬ。もう一度、この耳でお聞きしたい!」
「……Crazyな野郎だ」
「だ、伊達!? おめぇ顔が赤いぞ!?」
「政宗殿、呼んでくだされ」
「……」
「政宗殿……」
「………………ゆき……」
「だからワシを無視するな――――!」
「徳川殿、少し黙って頂きたい!!」
「……お、おい伊達、こいつ妙な迫力だぞ?」
「SHIT!! こんな改まって呼べるわけねえだろ!」
「そんな、政宗殿!」
「やめだ! いいから黙ってオレんとこまで来い、真田幸村! ……そうしたら、呼んでやる」
「誠でござるか!?」
「Yes, sure. 男に二言はねえ」
「うおおお、みなぎってまいりましたぞ政宗殿おおおおお!!!!!」
「ッたく、この馬鹿……」
「忠勝――ッ! こいつらを止めろ忠勝――――――ッ!!」
2006.09.02
こんなシナリオでも良かったと思う。←全然良くないから
和製英語混じっててすみません。政宗は、幸村ストーリーモード最終章で一度だけ“幸村”って呼ぶのが萌えです。